コロナ禍の生活様式変化で「セカンド冷凍庫」需要高まる

家庭で普段使っている冷凍庫と併用する、いわゆる「セカンド冷凍庫」の人気が高まっています。きっかけは、コロナ禍による生活様式の変化です。国内の冷凍食品の工場出荷額です。コロナ禍で内食需要が高まったことなどから、3年前には家庭向けの出荷額が初めて業務用を上回り、去年は4千億円を超えました。こうした中、札幌の家電量販店では、冷凍庫の売り上げがコロナ前と比べ2割から3割伸びているといいます。ヤマダデンキ店員「冷凍食品を買う人(が増えて)、家にいる時間が長いので冷凍庫の大きさが足りないという人が多い」。4万から5万円台のコンパクトな大きさのものが売れ筋です。また、この店では電気料金の高騰を受け、家電の中でも電力消費量が多い冷蔵庫を省エネ性能の高い製品に買い替える動きも出ているということです。一方、こちらのリサイクルショップでも冷凍庫や冷蔵庫の需要が高まっています。ワンスタイル店員「寝室や2階、3階にもう1台冷蔵・冷凍庫が欲しいという客の問い合わせが非常に増えている」。コロナ禍になる以前、冷凍庫は月に5台から10台ほどの買い取りがありましたが、現在は月に2台ほどしかなく、入荷してもすぐに売り切れてしまう状態だといいます。ワンスタイル店員「生活様式が変わっているんだなと痛感している。当分はこういった(品薄の)状態が続くんじゃないかと思う」。

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