若き力で勝ち越し狙うも… 中村貴浩・林晃汰・コルニエルの戦い 広島カープ vs. 中日(5月25日)

前夜に連敗を3で止めた広島カープ、25日は今季、初勝利を狙うコルニエルが、先発登板。地元で連勝を狙いました。

中村貴浩 のデビューに 林晃汰 の豪打、復活。若い力の台頭で連勝を狙う25日の試合は、コルニエルが今シーズン、5回目の先発登板。先発初勝利に向けてマウンドに立ちました。

立ち上がりから毎回、ランナーを背負いますが、持ち味の剛速球で先制を許しません。さらに4回、ランナーを3塁に置いて迎えるのは前回対戦でコルニエルから2安打を放っている大島。150キロを超える力強いストレートで大島を圧倒。スタートから “らしさ全開” のピッチングを見せつけます。

一方、若手の躍進が目覚ましい打線は、2回、2アウト・1塁3塁で1塁走者はルーキー・中村貴浩 。キャッチャーのミスを見逃さず、プロ初盗塁。打撃だけにとどまらず、足を使ってチャンスを広げます。

続くコルニエルが、7球粘ってフォアボールを選び、満塁のチャンスで打席には 菊池涼介 。フルカウントまで粘りましたが、先制点は奪えません。

4回までは0対0。投手戦のムードも漂いますが、5回、コルニエルに正念場が訪れます。2点を奪われて、なおもランナー3塁のピンチで中日・福永。上本崇司 がホームへ送球しますが、セーフの判定。新井監督はすかさずリクエストを要求しますが、判定は覆りませんでした。

この回、5失点と踏ん張り切れなかったコルニエルは、無念の降板。初勝利まで険しい道のりが続きます。

カープ打線が意地を見せたのは、6回。1アウト・ランナー1塁3塁で打席には3試合ぶりに5番に入った西川。ショートゴロでしたが、西川の必死の走塁でダブルプレーを阻止。その間に 秋山翔吾 がホームに帰って、1点を返します。

しかし、その後もドラゴンズのペース、目覚めたビシエドの強烈な一発で勝負あり。長期遠征から帰ったカープは、久しぶりのホーム3連戦で勝ち越しとはなりませんでした。

© 株式会社中国放送