文化庁の「100年フード」に認定された伊勢原市大山の名物「きゃらぶき」と国産のイナゴを組み合わせた昆虫食「きゃらいなご」(580円)の販売が始まった。
1872(明治5)年創業の老舗「大津屋きゃらぶき本舗」(同市大山)のきゃらぶきをペースト状にして味付け。フキの香りと苦みが、爽やかな草の香りと香ばしいうま味が特徴の国産のイナゴのおいしさを引き立てている。
イナゴは江戸庶民の間で身近な食材で、同市近辺でも古くからつくだ煮として食べられていたことや、市内に昆虫食専門の企業「TAKEO」(東京都)の加工場があることから、「伊勢原うまいもの遺産創造委員会」が大山の名物品と組み合わせて開発した。