京都の「道の駅」に移住相談窓口 移住後のフォローも「気軽に立ち寄って」

移住相談や空き家の内見などに応じる川邉さん(京丹波町坂原・道の駅「和」)

 京都府京丹波町は、同町坂原の道の駅「和」に、移住相談窓口を開設した。人が集まりやすい「道の駅」の立地を生かし、移住前の相談から移住後のフォローまで、幅広い情報提供を行う拠点を目指す。

 これまで同町には移住専門の相談窓口がなく、担当職員が役場で対応していた。新しい窓口は同駅の道路情報センターに設置。町内在住でイベント事業などを手掛ける川邉弘太さん(28)が専属スタッフとして相談役を担う。空き家の紹介や内覧への同行、物件の掘り起こしを行う。

 新規就農や副業、兼業などの方法について専門のキャリアコンサルタントを交えて考えるイベントなども企画する。

 同町への移住相談は4月以降、増加傾向にあるといい、川邉さんは「町内でのイベント案内などさまざまな情報発信も行っている。気軽に立ち寄ってほしい」と話している。

 開設日は同町ホームページと公式インスタグラムで公開しており、オンラインでも相談に応じる。受付時間は午前10時~午後4時。火曜休み。

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