市民活動4団体を支援 鳥栖市が補助事業先に認定書

向門慶人市長(前列中央)から認定書が渡された市民活動団体の代表ら=鳥栖市のフレスポ鳥栖(鳥栖市提供)

 鳥栖市は本年度の市民活動支援補助事業の支援先を決定し、ひとり親家庭や貧困世帯の親子の孤立を防ぐ活動などに取り組む「子育てサロンぽかぽかハウス」など市内4団体を支援する。20日、市内で認定書を交付した。

 「ぽかぽかハウス」「Adapted sports academy WESTPOINT」「鳥栖市発達障害研究会」の3団体に、PRや会員確保など活動の基盤整備を行う「スタートアップ支援」で各10万円を補助する。ヤングケアラーの現状把握を行う「しょうがい生活支援の会すみか」には、地域に活気を与える事業を行う団体への「ステップアップ支援」で30万円を補助する。

 「ぽかぽかハウス」は、ひとり親家庭や貧困世帯を対象に食事、居場所づくり、仲間づくりの場を提供して支え合いや子どもの健全育成につなげる。「WESTPOINT」は、車いすを使って障害の有無にかかわらず、誰もが公平に楽しめるスポーツの普及に取り組む。

 同補助事業では2009年から本年度までに55団体、93事業を支援した。31日まで2次募集も行っている。(樋渡光憲)

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