ウミガメ産卵地清掃 長浜海岸で串間RC会員ら

長浜海岸に打ち上がったごみを拾い集める参加者たち

 串間ロータリークラブ(RC、田上俊光会長)は21日、串間市高松の長浜海岸でボランティア清掃を行った=写真。同RCと日南RC、日南中央RC、福島高インターアクト部員ら約60人が、海岸に打ち上がったごみを拾った。
 県天然記念物アカウミガメの産卵地をきれいにしようと毎年実施。参加者は海岸の各地に散らばって、約1時間かけて流木やプラスチック容器、ペットボトルなどごみ袋約40袋分を拾い集めた。
 同校2年でインターアクト部部長の宮田朱理さん(17)は「小さいプラスチックごみが想像以上に多かった。ウミガメにとって過ごしやすい海岸になってほしい」と話していた。田上会長は「長浜海岸には産卵の状況を確認する監視員がいないので、人材育成が必要」と説明していた。

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