◆横浜DeNA2-3中日
改善の跡は見せたが、一発に泣いた。来日4度目の先発マウンドに上がった横浜DeNAのバウアーは6回7安打2失点。無四球で7奪三振とした投球を「悪くはなかった」と振り返った。
直球は159キロをマークするなど、球の切れは増してきた。「ボールに力があったし、高低を意識していた」と三浦監督。直近2試合で打ち込まれた反省も踏まえ、低めを交えた配球で臨んだ右腕は「スコアラーからの報告とデータを受けて、それぞれのバッターに対していいプランで臨めた」と納得の表情だった。
ただ、要所での制球力には課題が残る。初回、六回には真ん中に入った変化球を、いずれも今季中日に移籍した細川にパワーでスタンドまで運ばれた。まだ4試合ながら打たれた本塁打はセ・リーグワーストの7本だ。
細川に対し「いい打者。もっと勉強しないと」とたたえたサイ・ヤング賞右腕は、次戦で真価を示せるか。