「心のふるさとになるような神社に」 芳賀の天満宮、遊歩道を新たに整備

遊歩道の完成を祝って行われた神事

 【芳賀】西水沼の天満宮は遊歩道を新たに整備し、25日、神事を行った。6月1日に始まるあじさい祭りで、散策を楽しむ町民や参拝者を迎える。

 社殿の南側の竹林を生かしながら、東西約300メートルにわたり歩いて回れるようにした。式典には氏子総代や施工業者が参加し、近くのみずはし保育園の年長園児24人が花を添えた。おはらいや祝詞の読み上げを行った後、全員で遊歩道を歩いて完成を祝った。

 越口正一(こしぐちしょういち)宮司(71)は「歩きながら四季折々の花々を楽しんでほしい。参拝者の心が和む場所、心のふるさとになるような神社にしていきたい」と喜んだ。

 境内や遊歩道沿いには720株のアジサイが植えられており、毎年6~7月の祭りは多くの人でにぎわう。

 遊歩道整備は、創建800年に向けた記念事業の一環で、今後駐車場も増設する。

遊歩道の完成を祝うみずはし保育園児ら

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