スピードバトル富山で開幕 全プロ記念競輪

全プロ記念競輪で白熱のレースを展開する選手=富山市の富山競輪場

 富山競輪のFⅡ「全日本プロ選手権自転車競技大会記念競輪」(全プロ記念競輪)は27日、富山競輪場で2日間の日程で開幕した。富山開催は初めてで、最上級ランクS班6人を含むS級108人が出場し、国内最高峰のスピードバトルを展開した。

 初日のメインは第10~12レースの優秀3組で、各上位3選手が28日の最終レース「スーパープロピストレーサー賞」に進んだ。S班は昨年の競輪グランプリを制し、年間獲得賞金が史上最高額の3億円に達した脇本雄太ら出場6人のうち5人が勝ち上がった。

 最終日はPR大使を務めるタレントのパークマンサーさん(射水市出身)とさだありささん(富山市出身)によるトークショーなどが行われる。

 富山競輪によると初日の入場者数は2572人で、場外販売を含む総売上額は12億3926万円だった。

 記念競輪は29日に37年ぶりに富山で実施される第70回全日本プロ選手権自転車競技大会(全プロ)を前に、2日間の日程で行われる短期決戦。全プロは公営競技の世界で普段争う競輪選手が純粋に自転車競技に取り組む国内最高峰競技大会で、地元からは近谷涼、重倉高史、南儀拓海、村田祐樹(以上富山)、吉川希望(石川)、岩本和也(同)が出場する。入場は無料。

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