一関学院と花巻東が決勝に進出 春季高校野球岩手県大会

盛岡三-一関学院 サヨナラ勝ちし、喜び合う一関学院の選手たち=きたぎん

 第70回春季東北地区高校野球岩手県大会第6日は27日、盛岡市のきたぎんボールパークで準決勝が行われ、一関学院は延長十回タイブレークの末、盛岡三に2-1でサヨナラ勝ちし、7年ぶりの決勝進出を決めた。花巻東は7-3で盛岡四を下し、春5連覇に王手をかけた。決勝進出校は本県開催の東北大会(6月7日開幕)出場権を得た。

 一関学院は七回1死満塁からスクイズで同点に追い付いた。タイブレークの延長十回は小野涼介(3年)が左前打でつなぎ、1死満塁から原田大和主将(同)が右翼へサヨナラ打を放った。

 花巻東は今大会初出場の3番佐々木麟太郎(同)が初回に先制左前打、二回に中堅へ3点本塁打を放って打線をけん引。先発熊谷陸(同)が6回無失点と好投し、流れを渡さなかった。

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