イオン与野で“海なし県”必見イベント中 海洋高が学校説明会&販売会 アンコウ煮込み、カレーなど魅力

来店客にオリジナル商品を薦める同校の生徒(左)=27日、さいたま市中央区のイオンモール与野

 夏休みを前に海のプロフェッショナルを育てる海洋高校の魅力や高校生が開発したオリジナル商品を知ってもらおうと28日まで、埼玉県さいたま市中央区のイオンモール与野で、新潟県立海洋高校(糸魚川市)の出張学校説明会と開発商品販売会が開かれている。

 同イベントはイオングループと新潟県の包括連携協定の一環として昨年に引き続き2回目。海や海洋生物、船舶などに興味のある中学生とその保護者らに向けた学校紹介、訓練に使用する船舶の模型展示などが行われている。

 27日には同校生徒らによるプレゼンも行われ、生徒会長で水産資源科3年の山田温さんは「商品開発から販売まで実社会に出る前にさまざまなことが学べて楽しい」と魅力をアピール。川島町から来場した中学3年の男子生徒は「釣りが好きなので元々海に興味があった。学校生活の細かな点を聞くことができて良かった」と話していた。同校によると、今年は定員80人中、28人が県外から進学。埼玉、群馬など“海なし県”の生徒が多いという。

 会場では生徒らが開発したアンコウの煮込みやレトルトカレー、缶詰などが販売されている。時間は午前10時~午後5時まで。

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