メクル第708号 将棋の県高校選手権 男子団体・長崎東Aが連覇

全国高総文祭の出場権を獲得した長崎東A(前列左から)横田さん、布江さん、久冨さん。個人戦に出場する(後列左から)諸石さん、岡部さん、柏木さん、溝田さん

 将棋の県高校選手権大会は20、21の両日、長崎市岩屋町の県立長崎工業高であり、男子団体は長崎東A(布江壱成さん=2年、久冨瑠唯さん=2年、横田啓史さん=3年)が連覇を飾った。男子個人は県立佐世保南高3年の柏木智成さんが3連覇し、女子個人は県立川棚高1年の岡部歩寧さんが優勝した。
 8月3日から鹿児島県で開く第47回全国高校総合文化祭「2023かごしま総文」将棋部門の選考を兼ねて開催。長崎東Aと柏木さん、岡部さん、さらに男女の個人でそれぞれ準優勝した溝田総史さん(県立清峰高2年)、諸石美玖さん(佐世保高専3年)が出場権を獲得した。
 男子団体は5校8チームが出場し、4チームずつの総当たり予選で決勝トーナメントの組み合わせを決めて実施。準優勝は佐世保高専(久保・山村・前田)、3位は長崎東B(柿脇・川邊・堀口)と佐世保北(三宅・中村・西尾)だった。
 男子個人は9校29人が出場。予選を勝ち抜いた8人が決勝トーナメントに進出。3位には山村雄一郎さん(佐世保高専3年)、近藤智史さん(青雲高3年)が入った。
 長崎東Aチームの横田さんは「定期的に部内リーグ戦を行い、切磋琢磨(せつさたくま)して力を付けてきた。全国高総文祭ではベスト8以上を目指したい」と抱負。
 個人3連覇を果たした柏木さんは「必要以上に緊張せず、持ち時間を使わず、危なげなく勝てた」とほっとした表情を見せた。女子2人の戦いを制した岡部さんは「将棋が好きで小学4年の頃から佐世保市内の教室に通っている。その成果が出た」と話した。

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