「第50回神戸まつり」(神戸新聞社など後援)は28日、神戸市中央区の三宮周辺でメインフェスティバルが開かれた。新型コロナウイルス禍による3年連続の中止を経て、4年ぶりの開催。仮装したジャズ奏者やサンバダンサーらが初夏の街を華やかに彩った。
まつりは女性約千人の「総踊り」に続き、神戸ジャズ100年を祝う行進で幕開け。目玉のおまつりパレードに66団体約5千人が参加し、東京ディズニーリゾートの開園40周年記念パレードに「夢の国」のキャラクターが登場すると、沿道の熱気が急上昇した。
フィナーレを飾ったサンバパレードでは、きらびやかなコスチュームのダンサーが情熱の踊りを披露。20年以上出演を続ける工藤めぐみさんは「4年ぶりに仲間と神戸まつりに帰ってくることができた」と達成感をにじませた。
神戸市民祭協会によるとメインフェスティバルには104万人が訪れ、27日の区まつりなどと合わせて約141万人の人出があったという。(竜門和諒)