アキュムの運転士体験 JR烏山線100周年記念 宇都宮でJR東日本 

運転士の指示を受けながらアキュムを運転する参加者(左)=27日午後、宇都宮市

 JR烏山-宇都宮駅間を運行する蓄電池駆動電車「アキュム」の運転体験会が27日、JR宇都宮駅付近の宇都宮運輸区構内で開かれた。JR烏山線開業100周年を記念し、JR東日本大宮支社が主催。6人が参加し、実際の車両を使用して計1キロほどの運転を楽しんだ。

 同支社がアキュムを使用した運転体験会を開くのは初めて。午前と午後に分けて実施した。

 午後の回には4人が参加した。最初に運転士や車掌が訓練で使用するシミュレータで、乗務員の仕事を体験。その後、アキュムに乗車し、運転士のサポートを受けながら約250メートルの区間で1人4回ずつ運転した。所定の停止線上に停止させた際には、スタッフからもどよめきが起きていた。

 さいたま市、会社員関口晴久(せきぐちはるひさ)さん(30)は「運転士と同じ目線を体験できたのは面白かった。ぜひまた企画してほしい」と話していた。

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