藤子Ⓐ、Fさん学校新聞に 高岡南高、足跡たどり7月特集

  ●氷見・潮風ギャラリーを取材 

  ●キャラクター人気投票も掲載

 高岡南高新聞部が、藤子不二雄Ⓐさん(氷見市出身、元富山新聞記者)、藤子・F・不二雄さん(高岡市出身)を特集する学校新聞づくりに励んでいる。Ⓐさんの没後1年、Fさんの生誕90年に当たり、それぞれの足跡やゆかりの施設を紹介。全校生徒を対象にした好きなキャラクターのアンケートも掲載し、楽しい内容に仕上げる。28日は、部員がⒶさんを紹介する氷見市潮風ギャラリーを取材に訪れた。

 学校新聞「南高新聞」の特集で、高岡市にゆかりが深く、富山県を代表する漫画家であるⒶさん、Fさんについて、若い世代にも興味を持ってもらおうと企画した。2、3年生の部員6人でつくる取材班が今月から製作を進めている。

 紙面は新聞全6ページのうち2ページで展開する予定で、2人の人生や作品紹介のほか、潮風ギャラリーと、高岡市美術館の藤子・F・不二雄ふるさとギャラリーを取り上げる。アンケートでは、それぞれの作品で好きなキャラクターの人気ランキングなどを図や表にまとめる考えだ。

 28日は部員が潮風ギャラリーを訪れ、Ⓐさんの漫画の複製原画や、多作ぶりを示す足跡パネルなど展示品を見学。受け付けスタッフにも取材し、昨年4月にⒶさんが死去して以降の反響を尋ねた。Ⓐさんの作品キャラクターがあふれる氷見市中心部の「まんがロード」も巡り、モニュメントを撮影した。

 特集記事を掲載した南高新聞は7月に発行する。取材班班長の嶋浩貴さん(2年)は「ⒶさんとFさんで作品の趣向が違って面白い。2人の漫画を読んでみたいと思えるような楽しい紙面にしたい」と意気込んだ。

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