錦木、自己最長の8連勝 大相撲夏場所千秋楽

阿武咲を寄り倒しで破り、9勝目を挙げた錦木=両国国技館

 西前頭4枚目の錦木(伊勢ノ海部屋、盛岡・米内中)は、東9枚目の阿武咲を寄り倒しで下し、9勝6敗で夏場所を締めくくった。中日から続く連勝を自己最長の8に伸ばし「勝ち越してプラス1勝できた」と胸を張った。

 錦木は阿武咲の当たりを受け止めると、左をのぞかせながら前に出る。回り込もうとする相手をよく見て足を運び、力強く寄り倒した。「しっかり立ち合いができて、最後は攻めて勝ったので良かった」と振り返った。

 今場所は4日目に本県出身力士として戦後最多となる幕内205勝を挙げたが、一時は1勝6敗と黒星が先行。それでも「何も気にしていなかった」。好調のきっかけは「分からない」とかわすが、小結、関脇、大関の4人を破るなど勢いは止まらなかった。

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