スケートボード マナー向上を 大村署と大村市が呼びかけ ルール守って、かっこよく

マナー向上に向けた宣言を読み上げる山田さん(右端)ら=大村市、グルーンおおむら

 若者を中心に人気が高まっているスケートボードについて、大村市と大村署は27日、騒音や禁止場所での利用を防ごうとマナー向上を呼びかけるキャンペーンを実施した。
 同市玖島1丁目のボートレース大村敷地内には昨年11月、長崎県内最大級のスケートボード場を備えた「グルーンおおむら」が誕生。休日には1日1200人が利用する人気スポットになった。一方、市内の中心商店街や新大村駅周辺でもスケートボードを楽しむ人が見られ、近隣住民から市や同署に「危険だ」「騒音で眠れない」などの苦情が寄せられているという。
 キャンペーンでは「近隣住民の迷惑になるところでは、スケートボードは使用しないように」などと書かれたチラシと、「ルールを守るスケーターの証し」のオリジナルステッカーを作成。この日は市や同署の関係者がグルーンおおむらで、利用者に配布した。チラシやステッカーは今後も活用していく考え。
 キャンペーンの開始式ではスケーターを代表して同市内の愛好者、山田大智さん(40)らが▽騒音などで近隣住民に迷惑をかけない▽車や人通りの多い場所では滑らない▽周知啓発に努める-などと記した宣言文を読み上げ、園田裕史市長と松尾邦仁署長に手渡した。山田さんは取材に「町中で滑るのがかっこよく見えるかもしれないが、迷惑はかけないように伝えていけたら。かっこいい先輩がいればそれについて行くと思う」と話した

マナー向上を呼びかけるチラシとステッカー=大村市、グルーンおおむら

© 株式会社長崎新聞社