日光市足尾地区 に"緑"を戻そう「春の植樹デー」

 今年(2023年)は、足尾銅山が閉山して50年です。銅山の煙害などで荒廃した足尾地区の山に緑を取り戻そうと「春の植樹デー」が27日と28日の2日間行われました。

 「春の植樹デー」は、NPO法人足尾に緑を育てる会が毎年開いているもので今年も4月と5月に分けて行われました。2日間で700人以上が参加しヤマボウシやコナラなど約2000本を植樹しました。

 このうち28日はNTT東日本グループや東京電力、東京ガスなど県内のインフラを支える各社の栃木支社の職員やその家族、約150人も植樹に参加しました。SDGsに取り組む中、日本の公害の原点とされる足尾の歴史を学び、荒廃した山の回復のために自分たちにできることをと参加を決めたといいます。3社が合同で植樹に参加するのは初めてです。

 100万本の植樹を目指す「足尾に緑を育てる会」がこれまで植えたのは28万本、苗木の定着は難しいということですが少しずつ緑が回復しています。

© 株式会社とちぎテレビ