神崎マラソン2000人疾走 猫ひろしさんも参加 「発酵」テーマ、給水地点には甘酒も

号砲とともに一斉にスタートするランナー=28日、神崎町

 「発酵」をテーマに町おこしに取り組む神崎町で28日、神崎発酵マラソン大会が開かれた。県内最少人口の町に、宮城県や沖縄県など全国各地からランナー約2千人が集まり、利根川沿いや由緒ある酒蔵など神崎の自然と歴史を感じられるコースを疾走した。

 種目はハーフ(約21キロ)、10キロ、2キロの3コースで、男女年代別の24部門。開会式で椿等町長は「ようこそ神崎町へ。熱中症に気を付けながら、走って健康になりましょう」と呼びかけた。ハーフの部にはタレントの猫ひろしさん=市原市出身=がゲストランナーとして参加した。

 給水地点などには、発酵にちなみ、冷や汁や甘酒なども用意され、ランナーに振る舞われた。神崎ふれあいプラザ前のメイン会場では手ぬぐいの藍染め体験教室や、みそなど発酵商品も販売され、来場者は発酵文化を満喫した。

 10キロの部を総合1位でゴールした柏市の病院職員、竹沢想大さん(26)は「優勝を狙っていたのでうれしい。利根川沿いのコースが風を感じられて気持ち良く走ることができた。田園風景がきれいだった」と話した。

会場では甘酒が振る舞われ、人気を集めていた
号砲とともに一斉にスタートするランナー=28日、神崎町

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