グランプリは「送迎バス置き去り防止システム」 横浜の専門学生ら提案

グランプリに松本さんら

 学生たちがITなどを活用しながら社会に役立つアイデアを考える「ISCプログラミングコンテスト2023」がこのほど、関内ホール(横浜市中区)で開かれた。学校法人岩崎学園が運営する情報科学専門学校(同市神奈川区)の主催で、同校と横浜医療情報専門学校(同市港北区)の生徒約900人が参加。自由な発想から生まれた事業が多く紹介された。

 グランプリは、昨年発生した通園バスでの置き去り事故を受けて開発した「送迎バス置き去り防止システム~ぴったくん~」。交通系ICカードのようなカードで園児らの乗降情報を把握することで、事故を未然に防ぐ仕組みという。

 考案した3人グループの一人、横浜医療情報専門学校3年の松本翼さんは二度と事故を起こすまいという思いで取り組んだ。「今回のプレゼンを通して新たなアドバイスをいただいた。さらに発展させたい」と意欲を示した。

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