【自民党県連大会】細野議員を5区支部長に選ぶよう党本部への上申方針決める(静岡県)

自民党静岡県連は県連大会を開き、2021年に自民党に入党した細野豪志衆院議員が初めて出席した。“空席”となっていた衆院静岡5区の支部長に細野議員を選ぶよう、党本部に上申する方針を決めた。

静岡市内で開かれた自民党の県連大会には、県内選出の国会議員や県議などが顔をそろえた。出席者で注目されたのが、県連大会に初めて出席した細野豪志衆院議員。29日、大きな議題となったのが…。

(自民党 城内 実 県連会長)

「大きなテーマ、それは“第5選挙区支部長問題”です」

細野議員は、野党のホープとして民主党政権では閣僚も経験したが、一転して2021年、自民党に入党。しかし長年自民党の公認候補だった吉川赳衆院議員と戦ってきた経緯などから、県連大会への参加は認められていなかった。しかし2022年6月、その吉川議員が18歳の女性に酒を飲ませるなど“パパ活疑惑”を週刊誌に報じられ、自民党を離党。支部長の席は“空席”の状態が続いていた。

県連は5月に入り、細野議員の支部長就任を求め党本部に上申する考えを示し、富士や三島など5つの支部は「了承」、唯一「保留」としていた御殿場支部は28日、集会に細野議員を招き意見交換した。

(細野豪志 衆院議員)

「こうやって皆さんに集まっていただきまして、ありがたい機会だった」

(自民党 御殿場支部・勝間田邦英 支部長)

「有意義な会議だったのではと思っています、集会なので議決はしていない」「お互いに意見言い合った、それに対して真摯に回答した」

自民党県連は29日、「同じ方向性ですべての支部が上申書を提出した」として、細野議員を衆議院静岡5区の支部長に選ぶよう党本部に上申する方針を了承した。

(自民党 城内 実 県連会長)

「(東部の)すべての支部で最終的に問題ないと確認された」「第5選挙区支部の問題が片付いたので、前進があったことは良かった」

(細野豪志 衆院議員)

「これまで民主党に所属をしていて、自民党に入った人は少なくないが、私は非自民で戦った期間が長かった、普通であれば開かない扉を開けていただいた」「支部の皆さんは難しいご判断だったと思いますが、とてもありがたい」

党本部に認められれば、長年、民主党に所属していた細野議員は、次の衆議院選挙で自民党の公認候補として出馬することになる。

© 株式会社静岡第一テレビ