あなたの考える健康な中学給食は 川崎市教委が献立作品を募集 サブテーマに「苦手な献立をもっとおいしく」

昨年度の最優秀賞に輝いた献立

 学校給食を通じて食への理解を深めてもらおうと、川崎市教育委員会が「中学校給食献立コンクール」の作品を募集している。本年度は食べ残しの多い献立を克服する工夫も審査項目の一つに加えた。最優秀メニューは来年1月ごろに全市立中学校で提供される。応募は8月28日まで。

 今回の応募テーマは「私の考える『健康給食』」。生徒と保護者の2部門で作品を受け付ける。生徒部門は主食と主菜、副菜、汁物がそろった1食分の献立を募集する。保護者部門は「野菜を使った副菜」の1品分の料理とする。

 市教委によると、中学校給食では唐揚げといった揚げ物は人気だが、過去3年は「野菜が多いサラダや煮物などの食べ残しが多く、主食の米も残ってしまう傾向がある」という。

 このため、新たにサブテーマの「苦手な献立をもっとおいしく」を追加。野菜や米を使った献立が残らないような工夫を凝らし、食品ロスの削減も考えてもらう狙いだ。

 学校などにある応募用紙に必要事項を記入し、在籍する中学校に提出。問い合わせは、市教委健康給食推進室電話044(200)0244。

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