物議を醸す56歳カズのマンオブザマッチ、解説者が選出理由を説明 「別の選手にするはずだったが…」

今年1月に横浜FCからポルトガル2部のオリヴェイレンセにレンタル移籍したカズこと三浦知良(両クラブはともにONODERA GROUPがオーナー)。

28日に行われた最終節レイショエス戦に後半19分から途中出場すると、キャプテンが交代した後にはキャプテンマークも託された。さらに、Sport TVのマンオブザマッチにも選出された。

試合でオリヴェイレンセが4-3で勝利しているが、カズにゴールはなし。

カズ本人は「この賞は自分ではなくチームのもの。自分はゴールできなかったけれど、チームのために受賞した」とコメントしていたが、相手監督は「7ゴールが生まれた試合で、どうして三浦にMOMを与えるのか理解できない。彼にこの賞を与えるのは侮辱的・不愉快だ、このやり方はいけない。さもないと、サーカスになってしまう」と異議を唱えていた。

『Record』によれば、マンオブザマッチを選ぶのは、Sport TVの試合解説者。カズをMOMに選出した元選手の解説者はこう説明していたという。

「私の責任だが、すでに理由は言った。

(PKでゴールを決めたオリヴェイレンセMF)ミシェウにするつもりだったが、その日のスケジュールの都合上、象徴的な意味で三浦に与えるのがベストだと思った。

ヴィトル(レイショエスの監督)は彼の選択をするし、私は自分の選択をする」

この試合がシーズンのラストゲームだったからということだろうか。

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なお、オリヴェイレンセは18チーム中10位で今季終了。最低でも60歳まで現役を続けたいと宣言したカズの去就も注目される。

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