「この状況を喜ぶ人はいない」不甲斐ないプレー続いたマグワイアにテン・ハグ監督が言及「彼が下さなければいけない決断」

写真:Getty Images

マンチェスター・ユナイテッドのエリク・テン・ハグ監督が、イングランド代表DFハリー・マグワイア(30)の去就に言及した。

2019年8月にレスター・シティからユナイテッドに加入したマグワイア。DFとして史上最高額の8000万ポンド(約138億7000万円)での移籍となり、大きな話題を呼んだ。

ユナイテッドでは守備の要としてチームを支えてきたが、近年はピッチ外の問題もある中、ピッチ上でのパフォーマンスの急激な落ち込みが話題に。ミスの連発、不甲斐ないプレーがファン・サポーターの批判の対象となった。

今シーズンはより顕著となり、キャプテンでありながらもプレミアリーグ16試合の出場に終わることに。公式戦でも31試合と精細を大きく欠くこととなった。

これまでユナイテッドでは175試合に出場し7ゴール5アシストを記録しているが、移籍金が高すぎたこともあり、不良債権になりかけている状況だ。

そんな中、テン・ハグ監督がイギリス『タイムズ』のインタビューに応じ、マグワイアについてコメント。評価をしながらも、難しい状況にあることを認め、移籍をするかどうかは自分が決断する時だとした。

「彼はラファエル・ヴァランと激しい競争をしている」

「この状況を喜ぶ人はいないだろう」

「彼は良い状態ではない。常に最高のレベルでトレーニングを行なっており、100%の努力をしている。だから、彼はその状況に上手く対処しており、キャプテンとしてチームにとって重要な役割を果たしている」

「彼がここにいてくれて幸せで、我々が彼を必要としたときに、彼は自分の仕事をしてくれた。でも、彼が下さなければいけない決断でもある」

ユナイテッドとの契約は2025年夏まであるマグワイア。ただ、テン・ハグ監督のコメントから読み取れるのは、移籍を容認するということ。移籍金の問題などもありそうだが、本人が退団を望めば、条件次第でことはすんなり進みそうだ。

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