道場対抗の「栃木県道場少年剣道大会」 小中学生が熱戦を繰り広げる!

 栃木県内にある剣道の道場に通う小学生と中学生が日頃の鍛錬の成果を競う「栃木県道場少年剣道大会」が28日に宇都宮市で開かれ、先鋒、中堅、大将の3人ひと組の団体戦で小学生の部には80チーム、中学生の部には100チームが参加しました。

 このうち小学生の部では、去年(2022年)優勝した小山市の練兵館Aと栃木市の蔵の街剣志会Aが対戦しました。試合は引き分け2つで迎えた大将戦で、去年7月の県道場少年剣道選手権優勝の蔵の街剣志会A・宇賀神武選手がコテとメンを決めて勝利し優勝を果たしました。

 中学生の部は、練兵館Aと女性選手3人で構成された壬生町のおもちゃのまち剣道教室との対戦です。スピードとパワーで勝る男性チームの練兵館A有利と思われた試合は、おもちゃのまち・先鋒の浅利紗帆選手がコテの1本勝ち。中堅の高野明澄選手は1本奪われた後のメンで引き分けに持ち込み、女性選手のみで構成されたチームとして初の優勝に期待がかかりました。

 1本取れば最低でも代表戦に持ち込めるしびれる展開。大将の鷹箸千尋選手は「絶対下がらない」と気持ちを前面に出しましたが、練兵館Aの絶対的エース、大河原靖太選手が2本勝ちし、おもちゃのまちは優勝を逃しました。練兵館Aは見事な4大会連続優勝です。

 大会は6月18日午後7時から、とちぎテレビでダイジェスト番組として放送します。

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