栃木と群馬、福島、新潟の4県にまたがる「尾瀬国立公園」で"ミズバショウ"が見ごろ

 自然豊かな尾瀬を代表する花、ミズバショウが見ごろを迎えています。

 栃木と群馬、福島、新潟の4つの県にまたがる尾瀬国立公園は広さが3万7千200ヘクタール、東京ドーム約8千個分を誇る本州最大の湿原です。国内有数の高山植物の宝庫として知られ現在確認されているだけでも1400種類を超える植物がありさまざまな花を楽しむことができます。

 標高1660メートルにある尾瀬沼周辺では、ミズバショウが見ごろを迎え、かれんな花を求めハイカーたちでにぎわっています。

 ミズバショウは中心の黄色い部分が「花」で、白い部分は「仏炎苞」と呼ばれるつぼみを包んでいた「葉」が変形したものです。また、尾瀬沼周辺からは東北地方から北では最も高い標高2千356メートルの燧ヶ岳を望むことができます。

 山頂付近にはまだ雪が残っていて初夏の訪れを告げる尾瀬で厳しい冬の名残りを感じることができます。

 ミズバショウは、今週(6月3日ごろ)いっぱい楽しめるということです。また、7月に入るとニッコウキスゲが見ごろを迎えます。

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