パート従業員らが税金対策などで配偶者の扶養の範囲内で働こうとするときのいわゆる「年収の壁」が撤廃された場合、「壁」となっている130万円を超える年収を希望する人が7割に上ることが分かりました。
これは主婦向けの求人サイト運営会社の調査で明らかになったものです。それによりますと、収入要件が撤廃されたと仮定して希望する年収を尋ねたところ、130万円を超える収入と答えた人は74％余りに上りました。
一方で現状では、扶養にとどまるように働く時間を調整する人が多いという実態も浮かびました。また自由記述欄には「現状のままでは働きたくても働かない選択をする人が増えるのではないか」といった意見も見られました。
政府は人手不足を解消するため、年収の壁をなくす検討をしています。
