葛飾区内 20校からくぎ350本見つかる

大量の釘は新たに葛飾区でも…。都内の小中学校などで相次ぎ釘が見つかっている問題で、葛飾区は5月29日、各施設の点検の結果、あわせて350本が見つかったことを明らかにしました。

葛飾区教育委員会によりますと、区内の73の小中学校などで目視による点検を行った結果、20校からあわせて350本のくぎやフックなどが見つかったということです。現在、回収されたくぎなどは撤去されています。

この点検は杉並区の小学校で4月、起きた児童が校庭から突き出たくぎでけがをした事故を受けて行われました。杉並区では区内の小中学校で金属探知機を使った調査を進めていて、これまでにあわせて4000本以上のくぎなどが見つかっています。

杉並区、葛飾区の教育委員会は見つかったくぎのほとんどが運動会などで、児童の整列の目印として打ち込まれ、放置されていたものとみています。葛飾区教育委員会は調査の結果を受けて、今後、金属探知機による本格的な調査を行う方針です。

杉並区の事故を皮切りに、都内で相次いで見つかっている校庭のくぎ。都内の多くの自治体が校庭の調査を行う中、三鷹市でもくぎが見つかっています。三鷹市教育委員会によりますと、教職員が金属製のトンボを使って校庭を調べた結果、市内22の小中学校のほとんどから、くぎが見つかったということです。平均して20本から30本程度が見つかっています。

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