プレミア優勝の「隠れたスーパーヒーロー」。伝説チームで超重要ゴールの7名

これまで数多くのビッグチームが優勝を果たしてきたイングランド・プレミアリーグ。もちろんクリスティアーノ・ロナウドやディディエ・ドログバなどスター選手の活躍がそれを導いている。

しかしながらその一方、スターの輝かしさに隠れながらも優勝のために重要な影響力を発揮した選手も。今回は『Planet Football』から「プレミアリーグ優勝の影の立役者7名」をご紹介する。

イルカイ・ギュンドアン

クラブ:マンチェスター・シティ

シーズン:2021-22

マンチェスター・シティのなかでは比較的地味な存在であるが、ギュンドアンの影響力は輝かしいスター選手たちに匹敵するものがある。

2021-22シーズンのマンチェスター・シティ優勝において、彼は重要な役割を果たした。アストン・ヴィラに2点をリードされてしまったあと、76分にギュンドアンがゴール。さらにロドリが同点弾を叩き込んだあと、81分に再びギュンドアン。土壇場での2得点で優勝を引き寄せた。

フェデリコ・マケダ

クラブ:マンチェスター・ユナイテッド

シーズン:2008-09

マンチェスター・ユナイテッドで「天才的な若手ストライカー」として評価されたフェデリコ・マケダ。彼が世界的規模で大きな話題になったのが2008-09シーズンでの衝撃的なプレーだった。

アストン・ヴィラ戦で途中出場からゴールを叩き込むと、さらにその翌週のサンダーランド戦でもネットを揺らした。この2つのゴールがなければ、このシーズンのマンチェスター・ユナイテッドは得失点差でリヴァプールに追い抜かれて優勝を逃していたはずだ。

クリストファー・ラー

クラブ:アーセナル

シーズン:1997-98

1997-98シーズンにプレミアリーグ優勝を果たしたアーセナルの中心的なストライカーは、イアン・ライト、デニス・ベルカンプ、そしてニコラ・アネルカだったが、リベリア代表のラーもその中で貢献を見せた。

このシーズンのラーはわずか3ゴールであったが、そのうち2つが決定的なものだった。ウィンブルドン戦とボルトン戦で決めたものは2つとも勝利を導く重要な点であり、彼なしではタイトルを獲得することはできなかったのだ。

ミシ・バチュアイ

クラブ:チェルシー

シーズン:2016-17

マルセイユから2016年にチェルシーへやってきたベルギー人ストライカー。プレミアリーグでは期待されたほどのプレーを見せられなかったが、2016-17シーズンでの影響力は計り知れないものがあった。

19試合で途中出場し、そのなかで5ゴール。ジエゴ・コスタのスーパーサブとして戦い、ウェスト・ブロム戦では決勝点も奪取。プレミアリーグ優勝を導いたのは意外にも彼であった。

ディヴォック・オリギ

クラブ:リヴァプール

シーズン:2019-20

UEFAチャンピオンズリーグでもプレミアリーグでも、ディヴォック・オリギはまさに「意外性の男」であった。リヴァプールが優勝した2019-20シーズン、彼の得点率は非常に高かった。

エヴァートンとのダービーマッチにおける2ゴール、そして最終節のニューカッスル・ユナイテッド戦での1得点。7試合しか先発していないにもかかわらず、そのインパクトと貢献度は絶大だった。

ヴァンサン・コンパニ

クラブ:マンチェスター・シティ

シーズン:2018-19

「やめろヴィニー、シュートを打つな!」と、セルヒオ・アグエロは叫んでいたという。2019年5月6日のレスター・シティ戦において、マンチェスター・シティは後半まで0-0のままゴールを奪えずにいた。

しかしその重苦しい空気を破ったのは、意外にもセンターバックのヴァンサン・コンパニだった。73分に前へと上がってきた彼は、アグエロの忠告を聞くことなく強烈なミドルを放ち、クロスバーに当てながらゴールに叩き込んだ。

レオナルド・ウジョア

クラブ:2015-16

シーズン:レスター・シティ

2015-16シーズンに驚きの優勝を果たしたレスター・シティのスターと言えばジェイミー・ヴァーディ、リヤド・マフレズ、そしてエンゴロ・カンテであったが、いくつかの試合でヒーローになったストライカーがいた。

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岡崎慎司やヴァーディのサブとして使われたアルゼンチン人の長身FWは、ノリッジ・シティ戦やウェストハム・ユナイテッド戦の終盤に決定的なゴールを決め、優勝するに当たって重要な勝点獲得に貢献している。

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