アーセナル、アルテタ監督就任直前の「混乱イレブン」。サカ、ジャカ…

今季久しぶりにUEFAチャンピオンズリーグの出場権を獲得するなど復活をアピールしているアーセナル。ミケル・アルテタ監督の就任から4年が経ち、その我慢の結果が出始めている。

ミケル・アルテタ監督が就任したのは2019年の12月。ウナイ・エメリ氏が解任され、フレデリック・リュングベリが暫定指揮官としてその間を埋めていた。

今回はそのフレデリック・リュングベリが率いた最後の試合、アルテタ監督就任直前に行われたエヴァートン戦(2019年12月21日)のスタメンを振り返ってみよう。

GK:ベルント・レーノ

現在:フラム

2018年の夏にレヴァークーゼンからアーセナルに加入したドイツ代表ゴールキーパー。プレミアリーグ初年度からレギュラーとしてゴールマウスを任されたが、アーロン・ラムズデールの加入でポジションを失い、今季フラムへと移籍して大復活を遂げている。

右SB:エインズリー・メイトランド=ナイルズ

現在:サウサンプトン

下部組織で育成されたメイトランド=ナイルズ。トップチームとリザーブを長年行き来するような立場であったが、この2019-20シーズンは20試合に出場するなどアーセナルで最も出場した年だった。2021年以降はWBA、ローマ、そしてサウサンプトンへとローン移籍している。

CB:カラム・チェインバース

現在:アストン・ヴィラ

2014年にサウサンプトンからアーセナルに加入。サイドバックとセンターバックをこなす10代の天才と騒がれたものの、怪我も多くなかなか大ブレイクするまでに至っていない。昨年夏にアストン・ヴィラへと完全移籍している。

CB:ダヴィド・ルイス

現在:フラメンゴ

アフロヘアーの攻撃的センターバックとして独特の存在感を放ったダヴィド・ルイス。チェルシーから2019年にアーセナルへと加入し、このシーズンは33試合に出場するなど中心的な役割を果たした。2021年からブラジルに帰国して名門フラメンゴに所属している。

左SB:ブカヨ・サカ

現在:アーセナル

現在はアーセナルでもイングランド代表でもアタッカーとなっているブカヨ・サカであるが、この時は77番を着用して左サイドバックを務めていた。もちろんご存知のようにこの後急速に成長を見せ、世界トップクラスの選手となっている。

DMF:グラニト・ジャカ

現在:アーセナル

今季限りでアーセナルを離れるのではないかと噂されているスイス代表MFグラニト・ジャカ。2016年の夏にボルシアMGから加入し、それから7シーズンに渡ってレギュラーを務めてきた。

DMF:ルーカス・トレイラ

現在:ガラタサライ

2018年にサンプドリアから獲得されたウルグアイ代表の小柄なボランチ。豊富な運動量を武器としたセンターハーフとして期待されたが、イングランドにあまり馴染めなかった。このシーズンを終えてアトレティコ・マドリー、フィオレンティーナにローン移籍し、今季からガラタサライへ完全移籍。

右MF:リース・ネルソン

現在:アーセナル

今季限りでアーセナルとの契約が満了を迎えるリース・ネルソン。クラブの更新オファーを断ったともいわれており、多くのオファーが舞い込んでいるそうだ。今季はスーパーサブとして10試合に途中出場して3ゴール。

左MF:ガブリエウ・マルティネリ

現在:アーセナル

このシーズンのサプライズ補強だったガブリエウ・マルティネリ。10代でブラジル下部リーグのイトゥアーノから獲得されたため驚きを与えたが、1年目から14試合に出場するなどその才能を見せつけた。

AMF:エミール・スミス・ロウ

現在:アーセナル

アーセナルの下部組織で育ったスミス・ロウ。この前のシーズンにはRBライプツィヒへとローン移籍したがあまり出場機会がなく、2019-20も2試合しかプレーしていない。唯一のスタメン出場がこのエヴァートン戦で、直後にローン移籍している。

FW:ピエール=エメリク・オーバメヤング

現在:チェルシー

【関連記事】グアルディオラ監督が「初指揮したシティのスタメン」覚えてる?アグエロ、ストーンズ…

2018年1月にボルシア・ドルトムントからアーセナルへと加入した快速ストライカー。このシーズンも36試合に出場して22ゴールと大爆発して評価を高めたが、彼が最大限に輝いたのはこの年が最後だった。今季はチェルシーで戦力外の扱いに。

© 株式会社ファッションニュース通信社