「これは新たな決勝」ローマ指揮官モウリーニョが2年連続の欧州決勝進出に誇り、ファンと街にも「幸せをもたらす」

写真:Getty Images

ローマのジョゼ・モウリーニョ監督がヨーロッパリーグ(EL)決勝についてコメントした。『フットボール・イタリア』が伝えている。

31日に行われるEL決勝で、ローマはセビージャと対戦する。セビージャはELで過去6回の優勝を誇り、EL決勝では一度も負けていないチーム。対するローマも、モウリーニョ監督が過去5回の欧州カップ戦決勝で負けていないことから、どちらのジンクスが破られるのか注目を集めている。

ローマは昨シーズンのヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)で優勝しており、この試合は2年連続の欧州カップ戦決勝となる。この事実に対してモウリーニョ監督はローマを「ビッグクラブ」と表現し、ローマファンに幸せを届けたいとコメントした。

「我々はローマの歴史を築くために毎日懸命に取り組んでいる。普通に考えて、ヨーロッパの決勝の舞台に2年連続で進出できるのは、素晴らしい歴史を持つビッグクラブだけだ」

「自分がキャリアで何を勝ち取ったかは考えていない。過去は過去であり、歴史を変えることはできない。私は常に未来を見据えていて、おそらくこれが私の哲学の秘密だ」

「私は長い間サッカーに携わってきたが、この決勝は新たな決勝だ。現時点で勝つことについて考えておらず、いかにローマファンに幸せをもたらすことができるかを考えている。ここはサッカーが盛んな街だ。ここでサッカーをすることは、街への帰属意識を高めて我々が街の一部であることを感じさせてくれる」

モウリーニョ監督は、ポルトとインテルでチャンピオンズリーグ(CL)を、ポルトでUEFAカップ(現在のEL)、マンチェスター・ユナイテッドでEL、ローマでECLを獲得。自身6つ目のヨーロッパタイトルを獲得できるだろうか。

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