大型で強い台風2号は、沖縄の南を北上し、6月1日(木)~3日(土)ごろにかけて、沖縄にかなり接近する見込み。沖縄は高波に厳重に警戒すると共に、暴風に警戒が必要だ。奄美でも、高波に警戒が必要となる。
大型で強い台風2号は、30日(火)午後3時には、沖縄の南にありほとんど停滞している。中心の気圧は950ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は60メートル。台風は沖縄の南を北上し、1日(木)には強い勢力で宮古島に接近する見込み。その後、進路を次第に東よりに変えながら、3日(土)ごろにかけて沖縄にかなり接近する見通し。
暴風・高波
沖縄では、うねりを伴い大しけとなっている所があり、31日(水)からは猛烈なしけとなる所がある見込み。沖縄では、3日(土)ごろにかけて高波に厳重に警戒すると共に、31日(水)~2日(金)ごろにかけて暴風に警戒が必要だ。 また、奄美は1日(木)から、うねりを伴った大しけとなる所があるため、3日(土)ごろにかけて高波に警戒が必要となる。
<30日(火)に予想される波の高さ(いずれもうねりを伴う)>
沖縄 7メートル
奄美 3メートル
<30日(火)に予想される最大瞬間風速>
沖縄 30メートル
<31日(水)に予想される波の高さ(いずれもうねりを伴う)>
沖縄 9メートル
奄美 5メートル
<31日(水)に予想される最大瞬間風速>
沖縄 35メートル
<6月1日(木)に予想される波の高さ(いずれもうねりを伴う)>
沖縄 9メートル
奄美 8メートル
<1日(木)に予想される最大瞬間風速>
沖縄 40~60メートル
大雨・高潮
先島諸島では、31日(水)は多い所で1時間に40ミリの激しい雨が降る見込み。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に十分な注意が必要だ。台風の進路等によっては、先島諸島では31日(水)~2日(金)ごろにかけて、沖縄本島地方は1日(木)~3日(土)ごろかけて警報級の大雨となるおそれがある。
沖縄本島地方は、31日(水)は潮位が高くなる見込み。海岸や河口付近の低い土地では、高潮による浸水や冠水に注意が必要だ。
<予想される最高潮位(標高)と高潮に注意・警戒が必要な期間>
1.3メートル 31日(水)未明~明け方
1.3メートル 31日(水)夕方~夜の初めごろ