子どもたちが児島湾干拓や農業の歴史学ぶ/岡山市の「大田ふるさと資料館」【岡山】

月に2日だけオープンする岡山市南区浦安地区にある「大田ふるさと資料館」は、江戸時代の農機具や民具などを展示し、子どもたちが地元の歴史について学ぶことができる貴重な場になっています。5月30日、地元の浦安小学校の6年生およそ90人が、地元の歴史を学ぶ総合学習で見学に訪れました。
大田ふるさと資料館は、児島湾干拓で造成された岡山市南区浦安地区の干拓の歴史や人々の暮らしを後世に伝えようと1983年にオープンしました。
館内には江戸時代後期から昭和初期に使われた農機具や民具などおよそ1200点が展示されています。
この日、子どもたちは、昭和30年ごろまでよく使われていたという穀物を精選する「唐箕」や、足踏み式水車、岡山では明治時代中期まで使われていたとみられる消火用具など、実際に動いている昔の農機具を目の当たりにして、地元の歴史を学ぶ貴重な機会になったようです。
大田ふるさと資料館は第2、4日曜日のみの営業で、入場は無料です。

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