神戸市内で30日に行われた神戸新聞スポーツ賞の表彰式で、受賞したフィギュアスケート・グランプリ(GP)ファイナル女王の三原舞依(シスメックス、甲南大大学院)が取材に応じ、来季に向け「どの試合でも自分のベストを尽くし、悔いの残らないシーズンにしたい」と意気込みを語った。
三原は5月下旬まで2週間ほど、カナダのトロントに滞在。羽生結弦さんにも携わった振付師で、元世界王者のジェフリー・バトルさんに、今回初めてショートプログラム(SP)の振り付けを依頼したという。
三原は選曲からバトルさんと一緒に進め「目線や気持ちなど、いろいろなアドバイスをくださった」と収穫を得た様子。「プログラムができた瞬間から大好きになった。お披露目の日を楽しみにして」と呼びかけた。
今季はGPファイナルを初制覇した一方、「何より悔しかったのが世界選手権」と5位に終わった舞台を振り返る。来季を見据え「どうしても体の弱さが出てきてしまう。弱い部分を全部、強さに変えていく」と力を込めた。(藤村有希子)