広島大学の半導体研究施設 新設・拡充へ 文科省の施設整備事業に採択「人材育成は必須のこと」

半導体をめぐる研究開発や人材育成といった広島大学の取り組みが、文部科学省の「施設整備事業」に採択されました。

広島大学 越智光夫 学長
「本施設整備を通じ、自治体や産業界との共創により世界中の知を結集し、グローバルとローカルの視点で国内外の課題解決をけん引してまいります」

広島大学の半導体への取り組みが、文部科学省の「産学官連携の整備事業」に採択されました。

広島大学には先月、経済産業省の支援10億円を受け、半導体の研究開発や人材育成のための研究施設が完成しています。

今回は「文部科学省」の支援で、今年度中に地上5階建ての新たな研究施設の建設や、既存の研究所の改修工事に着手するということです。

東広島市ではアメリカの半導体大手マイクロンテクノロジーが、最大で5000億円を投資し、日本法人で最先端の半導体生産の準備を進めています。

広島大学 越智光夫 学長
「広島大学、マイクロン社も含めて東広島は半導体に強いということで、人材育成をしていくというのは必須のことではないかと思っています」

東広島市での半導体をめぐる産学官連携の取り組みは、国のバックアップでさらに加速しそうです。

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