ローマ、「永遠に最高のジャッロロッシ」7選

31日にセビージャとのUEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝を戦うローマ。

昨季のカンファレンスリーグ王者であるローマと、EL決勝を得意とするセビージャが激突する一戦となる。

ローマのチームカラーはGiallorossi(ジャッロロッシ/黄赤)で、ホームユニフォームもその2色を伝統的に使う。

ここでは、そのローマの歴代ジャッロロッシから最高の7着を選んでみたのでご紹介しよう。

2000-01

ローマ 2000-01 Kappa ホーム ユニフォーム

選手:ガブリエル・バティストゥータ

1982-83シーズン以来、18年ぶり3回目のスクデットを獲得した偉大なるシーズンのユニフォーム。サプライヤーには15年ぶりにKappaが復帰した。実はエンブレムもこのキットから、僅かながらもデザインをマイナーチェンジしている。

2007-08

ローマ 2007-08 Kappa ホーム ユニフォーム

選手:マルコ・カッセッティ

インテルとの激しいスクデット争いの末に勝ち点3ポイント差で2位となったシーズン。セリエAは05-06、06-07、そして07-08と3シーズン連続で2位に甘んじたが、コッパ・イタリアは2年連続で優勝している。

サプライヤーは4シーズンのDiadora期を経てKappaが三度の復帰を果たし、襟の形状が特徴的なキットを提供した。

2014-15

ローマ 2014-15 Nike ホーム ユニフォーム

選手:ダニエレ・デ・ロッシ

セリエAを2年連続で2位となったこのシーズンから、Nikeとパートナーシップを締結。そしてこのユニはNike時代の最初にして最高傑作かもしれない。

チームカラーのイエローは袖口のみに配しているが、襟部分からこの色が消えたキットは歴代でも少数派だ。

1994-95

ローマ 1994-95 Asics ホーム ユニフォーム

選手:ダニエル・フォンセカ

セリエAを5位で終えたシーズンのユニフォーム。この94-95から96-97シーズンまで、キットサプライヤーは日本のスポーツブランドAsicsが担当することとなる。

ユニフォームはレトロな胸元の編み上げが特徴的なデザイン。画像ではよく見えないがシャツ全体に透かしプリントをあしらっている。

1991-92

ローマ 1991-92 adidas ホーム ユニフォーム

選手:マルコ・デ・マルキ

adidasとローマは1991-92から93-94シーズンまでサプライヤー契約し、その間にホームキットは2種類(91-92、92-94モデル)が作られた。

この91-92モデルは襟や袖口を彩る鮮やかなイエローが印象的なデザイン。エンブレムのオオカミは左袖に配している。

2022-23

ローマ 2022-23 New Balance ホーム ユニフォーム

選手:ステファン・エル・シャラウィ

22-23シーズンのUEFAヨーロッパリーグ躍進を象徴するユニフォーム。気品を滲ませるこのデザインは、1930年代に使用していたエンブレムを規則正しく並べて線でつなげたもの。

胸スポンサー「digitalbits」との間に問題が発生し、クラブはロゴの削除を決断。代わりに置かれたのは古代ローマ時代から伝わる“Senatus Populusque Romanus(SPQR)”で、ローマの主権者が誰であるかを示した言葉。これが皮肉にも本来のスポンサーロゴ以上に好評となっている。

1999-2000

ローマ 1999-2000 Diadora ホーム ユニフォーム

選手:フランチェスコ・トッティ

袖にオオカミを描いたこのユニフォームは、イタリアの名門Diadoraが90年代に残した傑作の一つ。

この99-00モデルと、その一つ前にあたる98-99モデルはどちらも素晴らしく甲乙つけ難い。どちらを選ぶかは、その日の気分次第といったところだ。

そしてこのユニフォームは、99-00シーズン途中で加入した中田英寿が袖を通した一着でもある。

セリエAが全盛期の90年代に、日本人選手が地方クラブのペルージャから名門ローマへの移籍は、とてつもなく大きなインパクトを放つ出来事だった。

レアで懐かしいユニフォームが揃う「Qoly × LFB Vintage」。「あの頃」を思い出すユニの数々は見るだけでも楽しいはず!

© 株式会社ファッションニュース通信社