ドナー登録取り消しの波でデマ譴責

香港の中央臓器提供ドナー登録リストで過去5カ月に大量の登録取り消し申請が現れ、尋常ではない状況となっている。5月29日付香港各紙によると、特区政府医務衛生局の盧寵茂・局長は「警察はデマに対して捜査するだけで、登録と取り消しは個人の希望となる。登録者が初心を保つことを望む」と強調した。陳国基・政務長官も「よこしまな者が絶えずデマを流し、中国本土と香港の間の対立を作っている」を非難。こうした者が市民にドナー登録を取り消すよう呼びかけ、その中の一部はそもそも登録しておらず、ネット上で取り消しを申請することで大量の人が登録を取り消している虚偽の現象をつくっていると指摘した。

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