フェリックスのアトレティコ帰還が決定…セレソ会長「ポチェは彼をカウントしていない」

写真:Getty Images

ポルトガル代表FWジョアン・フェリックス(23)のアトレティコ・マドリー帰還が決定した。スペイン『アス』が報じている。

ディエゴ・シメオネ監督との確執の影響もあり、今冬の移籍市場でチェルシーに今季終了までの有償レンタルで加入したフェリックス。

デビュー戦となったフルアム戦での一発退場による3試合の出場停止以降は、持ち味のテクニックと創造性で一時攻撃を牽引する活躍を見せたが、公式戦20試合出場で4ゴールと不振のチームの救世主とはなれず。

ただ、アトレティコに居場所がないこともあり、買い取りオプションが含まれていなかったものの、チェルシーへの完全移籍が既定路線と見られていたが、マドリードのクラブの強気な値段設定の影響もあって交渉は停滞していた。

さらに、29日に新指揮官就任が発表されたマウリシオ・ポチェッティーノ新監督が、自身の来シーズンの構想に同選手を含めていないことが判明し、フェリックスのチェルシー退団が決定したようだ。

アトレティコのエンリケ・セレソ会長は30日、マドリード・コンプルテンセ大学で行われたディスカッションイベントの場でフェリックスの去就に言及。チェルシーサイドからの断りによって同選手がひとまず復帰することを明かした。

「我々が知らされてからまだ24時間も経っていない。チェルシーのポチェ(ポチェッティーノ)はジョアン・フェリックスをカウントしていない。契約が終了したら彼はここに戻り、その後に何が起こるか見てみるつもりだ。明確な計画はないが、彼はアトレティコ・マドリーのプレーヤーだ」

セレソ会長の言葉通り、現時点でフェリックスの去就は不透明な状況となっており、アトレティコ残留を含め今夏改めて今後のプランを検討することになる。

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