◆横浜DeNA3-2楽天
主砲らしく貴重なアーチで節目を刻んだ。牧が10号ソロを放ち、新人から3年連続で2桁本塁打を達成。球団では桑田武(1959~61年)、村田修一(2003~05年)に続く3人目の記録に、「打てているのはすごくいいと思う」と充実感を漂わせた。
交流戦の初戦勝利を確実にした値千金の一発だった。1点リードの九回2死、152キロを完璧に捉えて仙台の夜空に放物線を描き、セ・リーグ最速の10号に到達。裏の守りで1点を返されただけに、結果的に大きな「決勝点」となった。完投した今永は「九回に、1点取られてもいいんだと楽な気持ちになれた。さすがだと思った」と感謝した。
四回には勝ち越し適時打も放ち、32打点もリーグ単独トップ。牧は「打点にはずっとこだわっている。投手とチームを助けられたのでまた打てればと思う」と力を込めた。