男体山の夜間登山4年ぶり実施 2日間のみ解禁 日光二荒山神社「登拝祭」

御来光を臨む登山者=2019年8月1日午前5時

 【日光】世界遺産・日光二荒山神社は30日までに、中宮祠の同神社中宮祠で夏に行う「男体山登拝講社大祭」(登拝祭)の中心行事である男体山の夜間登山を4年ぶりに実施することを決めた。夜間登山は期間中の2日間のみ解禁される。

 登拝祭は例年、7月31日~8月7日の期間中に神事や関連行事が催される。ここ3年は新型コロナウイルスの影響により中止や規模縮小での実施となり、従来は期間中に毎夜行っていた夜間登山も3年連続で見送られていた。

 今年の夜間登山は8月1、6日の2日間のみ実施。両日とも男体山山頂へ通じる登拝門が午前0時に開門される。日中の登山は、通常通り受け付けている。

 このほか、7月31日には子どもみこしやみやま踊りコンテスト、夜は奉納花火が打ち上げられる。8月4日は扇の的弓道大会なども予定されている。

 同神社の担当者は「3年間実施できず、夜間登山を楽しみにしていた人がいたと思う。山頂にお参りしていただき、御来光も見る事ができれば」と話した。

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