●スキンケア、足湯などに使用
重伝建(重要伝統的建造物群保存地区)の高岡市金屋町で、食と美容、宿泊を通して昆布の魅力を発信する「KOMBU HOUSE(昆布ハウス)」に6月、エステサロンが開かれる。スキンケアやマッサージ、足湯で昆布原料の製品を使い、昆布の消費量全国1位の富山で、美容、健康面でも注目を集める昆布の良さを堪能してもらう。
昆布ハウスは、重伝建の山町筋で昆布締め専門店「クラフタン」を営む竹中志光さん(49)と、アンチエイジングセミナーや食と健康に着目した観光事業を手掛ける日本デトックス(同市柴野内島)の滝田実千代社長(59)が開業した。
昆布を使った養生をテーマに古民家を改装し、1階はバーとエステサロン、2階は宿泊施設となる。バーは2月にオープンし、昆布を使ったカクテルや料理などを提供している。
新しくオープンする「昆布サロン」は、北大が開発したガゴメコンブを原料とした化粧水、オイル、シートマスクなどを使い、肌の保湿と美白、全身マッサージを行う。昆布の入浴剤と昆布そのものを使う足湯も目玉の一つとなる。
●土産品開発も検討
ホソメコンブの化粧水や入浴剤なども開発し、土産品を想定して商品化を目指している。
短期の断食「ファスティング」と金屋町での伝統工芸体験を組み合わせた宿泊コースや昆布をふんだんに使ったランチとエステのコースも検討している。
昆布ハウスのマネジャーを務める滝田さんは「昆布の良さを楽しみながら、身も心も健康になってほしい」と話した。
サロンは予約制で、問い合わせは昆布ハウス=080(8000)4879=まで。