橋本晃司さん(金沢出身)引退 サッカー、プロ14年

  ●本田やカズとプレー、テレビ金沢で第二の人生

 金沢市出身のサッカー選手、橋本晃司さん(37)が14年間のプロ生活から引退することを決めた。星稜高で同級生の本田圭佑選手と同校初の全国高校選手権4強に貢献し、Jリーグや米国リーグでプレー。来月1日付でテレビ金沢に入社し、東京支社営業部の一員として第二の人生を歩む。

 明大時代は元日本代表の長友佑都選手(FC東京)と同級生で、卒業後は名古屋グランパスを皮切りにJ1(名古屋、大宮、川崎)、2(水戸)、3(岩手)と全カテゴリーでプレーし、中盤の技巧派として活躍した。昨季はJFL・鈴鹿で「カズ」こと三浦知良選手と同僚だった。

 今季ポルトガルでプレーした56歳の三浦選手からは「どこかで一緒にサッカーできることを楽しみにしています」などと長文のメールが届き、元日本代表の大久保嘉人さんからは「俺のテレビ番組つくってよ」と激励を受けたという。

  ●後悔も「経験は財産」

 橋本さんは「もう少し上でやれたという後悔はありますが、今までの経験や出会いは大切な財産。楽しみながら仕事を覚えたい」と意気込みを語った。

© 株式会社北國新聞社