31日(水)の天気 前線南下で本州付近は広く貴重な晴れ間 台風北上で沖縄は荒天続く

 5月最終日となるきょう31日(水)は、北日本や日本海側を中心に広く晴れる見込み。太平洋側の雨の範囲も次第に狭まり、天気は一旦、回復する所が多くなりそうだ。
 一方、台風2号は、あす1日(木)以降、沖縄地方にかなり接近する見込みで、沖縄では3日(土)にかけて荒天が長く続きそうだ。

台風2号 沖縄の南海上を北上中

 午前3時現在、大型で強い台風2号は、沖縄の南海上をゆっくりと北上中で、宮古島など先島諸島が風速15メートル以上の強風域に入っている。台風は、あす1日(木)にかけて先島諸島に、あさって2日(金)~3日(土)は沖縄本島にかなり接近する予想で、沖縄地方では3日(土)にかけて荒天が長引き、暴風や高波に厳重警戒、また大雨にも警戒・注意が必要だ。

前線南下 晴れ間を有効に 九州は雨雲残る

 前線が南下し、日本海に中心を持つ高気圧に覆われるため、北日本や北陸を中心に朝から晴れる見込み。関東から西日本も天気は回復に向かい、午後は晴れる所が多くなるが、四国は昼過ぎまで雨が降りやすく、九州は夜にかけても雨の残る所がありそうだ。
 晴れる地域は貴重な晴れ間となる所が多いので、日差しを有効に使いたい。

関東・東海の暑さ落ち着く 北日本は快適

 最高気温は、北海道で前日より高い所が多いが、その他は前日と同じか低くなる見込み。きのう(火)は、内陸で30℃前後まで気温が上がった関東・東海も、きょうは暑さが落ち着く見込み。北日本は空気も乾き、快適な陽気となりそうだ。

6月は広く雨スタート 最新の気象情報を

 あす1日(木)は、西から雨の範囲が広がり、関東でも夜には雨の降り出す所がある見込み。沖縄から奄美、九州南部は激しい雷雨となり、特に、沖縄では大荒れの天気となりそうだ。その他の西日本や東日本でも、2日(金)~3日(土)にかけては、台風周辺の湿った空気などの影響で、雨の量が多くなる可能性があるため、今後も最新の台風情報、気象情報に注意が必要だ。

(気象予報士・海老原美代子)

© 株式会社ウェザーマップ