「新装」展望台で登頂祝う 南昌山で山開き

新しくなった展望台で登頂を喜ぶ登山客

 矢巾町と雫石町にまたがる南昌山(848メートル)は28日、山開きした。山頂では愛好者らが改修された展望台に上り、登頂の喜びをかみしめた。

 矢巾町煙山の町国民保養センター前で安全祈願を行い、町観光協会が初の試みで登山者に手拭いを配布。同町の煙山ひまわりパークの奥に南昌山が映える構図で、盛岡市の版画家で日本山岳会岩手支部長の阿部陽子さんがデザインした。

 30人が上級者向けの前倉コースを、35人が一般コースを出発し、小雨の降る中、新緑を楽しみながらゆっくり歩を進めた。

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