全国最大級のサツキの祭典「鹿沼さつき祭り」 "ローマ法王"に贈られた色鮮やかなサツキも展示

 全国有数のサツキの産地として知られる栃木県鹿沼市で、各地の愛好家が丹精を込めて育てたサツキの盆栽の展示会が開かれています。

 全国の愛好家たちが丹精込めて育てた248点の銘木たちがズラリと並びます。鹿沼市茂呂の花木センターでは全国最大級のサツキの祭典「鹿沼さつき祭り」が開かれています。

 会場には威風堂々とした作品や小ぶりで可愛らしいものまでさまざまな表情の盆栽を見ることができます。

 このうち最高賞にあたる内閣総理大臣賞に輝いた作品は太く力強い幹が葉や花と見事に調和し存在感が際立ちます。サツキの種類は3千種あるとも言われ今年も出品作品のうち30種ほどが新しい品種として登録されました。

 また近年、サツキの輸出も進み海外に広がりを見せているため世界の愛好家の作品も展示されています。

 その中には、鹿沼市からローマ法王に贈られたという色鮮やかなサツキも、祭りに合わせて里帰りし来場者を楽しませていました。

 鹿沼さつき祭りは6月5日まで開かれ3日・4日には土・日限定のサツキの苗木の無料配布も行われるということです。

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