チェルシー新監督、J・フェリックスは「構想に入れていない」

写真:チェルシー残留希望も、新監督の構想外となったJ・フェリックス。去就に注目が集まる ©Getty Images

アトレティコ・マドリードのエンリケ・セレソ会長が5月30日、マドリード・コンプルテンセ大学で実施されたトークセッションに出席。記者からの様々な質問に対して忖度せずに答える中、チェルシーに期限付き移籍しているポルトガル代表FWジョアン・フェリックスの去就について注目の発言を行った。イングランド『BBC』電子版が伝えている。

ジョアン・フェリックスは今年1月、アトレティコ・マドリードからチェルシーに期限付き移籍し、公式戦20試合に出場して4ゴールを記録した。

彼自身は2023-24シーズンも引き続きチェルシーでプレーすることを望んでいるとされているが、5月29日に新監督に就任することが発表されたマウリシオ・ポチェッティーノ氏がその運命を大きく変えることになるという。

セレソ氏はジョアン・フェリックスについて記者から尋ねられると「昨日、チェルシーから、新監督がフェリックスを戦力として考慮に入れていないという旨の報告を受けた」とコメントし、次のように続けた。

「フェリックスのことを構想に入れていないということなので、現在の期限付き移籍が終了したら、彼はここ(アトレティコ・マドリード)に戻ってくる。その後はどうなるのか、状況を見ていかなければならない。いずれにしても、わずか24時間前に報告を受けたばかりなので、今後どうなるのかはまだ分からない」

アトレティコ・マドリードは2019年に1億1300万ポンド(約195億7700万円)をベンフィカに支払い、当時19歳だったジョアン・フェリックスを獲得した。この金額は当時、史上5番目に高額の移籍金だった。

その後、アトレティコ・マドリードでは3シーズン半を過ごし、公式戦通算で131試合34ゴールを記録。2020-21シーズンには31試合7ゴールの好成績でチームのラ・リーガ制覇に貢献していた。

本人がチェルシー残留を希望しながら、そのチームを率いることになった指揮官から「ノー」を突き付けられたジョアン・フェリックス。その未来はどのクラブにあるのだろうか。

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