地元の農産物に親しんで 家族でナシの摘果体験 宇都宮

ナシの摘果体験を行う家族連れ

 【宇都宮】JAうつのみやのアグリスクールが27日、上籠谷町のナシ園で開かれ、家族連れがナシの摘果体験を行った。

 同スクールは、農業体験を通して、地元の農産物を知って親しんでもらうのが狙い。

 県農業士の山口幸夫(やまぐちゆきお)さん(56)のナシ園で行われ、市内4組12人が参加。山口さんは「ナシは1つの花芽から多くの花が咲きます。全部そのままだと、栄養が行き渡りません。小さいうちに無駄な実をとることで、おいしいナシになります」と説明。参加者たちは、専用のせん定ばさみを使って、実を切り落とした。

 親子で参加した江曽島町、パート鈴木敦子(すずきあつこ)さん(43)は「大変な作業で、おいしいナシになるのが分かりました」。次男の小学3年瑠案(るあん)君(8)は「チョキチョキして楽しかった。収穫も楽しみ」と喜んでいた。

© 株式会社下野新聞社