プレミアリーグ3連覇を果たしたマンチェスター・シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督。
今季のプレミア最優秀監督賞を受賞した同氏は稀代の戦術家として知られる。
冬にDFジョアン・カンセロを放出した後には、MFが本職のベルナルド・シウヴァを急造左サイドバックとして起用したことも話題になった。
シウヴァ本人は『ESPN』のインタビューでその件についてこう話していたそう。
「カンセロが退団して、左サイドバックがあまりいなくなった時、彼は『ベルナルドを試してみよう、うまくいくかもしれない』と思ったに違いない。
オフィスに呼び出されて考えを伝えられ、『準備はいいか』と聞かれたよ。
『はい、ベストを尽くします』と答えたけれど、驚いたね。予想もしてなかった。
でも、大きなチャレンジだった。一度もプレーしたことがないポジションだったからね」
「僕は速さがある選手ではないので難しかった。
相手をプレーに入らせないために、DFラインを確認しつつ、自分の背後を守らなければいけない。
とても難しかったね、今ではディフェンダーたちのことを大尊敬しているよ。
ウィンガー、MF、ストライカーとしてプレーする時は試合に集中して臨むけれど、もしパスミスやボールロストをしても、後ろに味方が8人いることは分かっている。
ディフェンダーとしては、精神面の準備がまったく変わってくる。
クリエイティブな精神的準備ではなく、ミスをしないための精神的準備さ。(DFが)ミスすれば、相手のゴールになるからね。ディフェンダーをやるのは難しいよ」
カイル・ウォーカーのようにスピードでカバーすることができないため、裏のケアなどサイドバックとしての守備は相当に難しかったという。
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プレーするうえでのメンタル面も違うため、今では守備陣のことをより尊敬するようになったそうだ。