王者ナポリの新監督は誰に? ルイス・エンリケ筆頭にフィオレンティーナやポルトの指揮官も候補か

写真:Getty Images

新たな指揮官を探すナポリだが、複数の候補者を立てているようだ。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。

33年ぶりにセリエAを制しながら、その立役者となったルチアーノ・スパレッティ監督(64)と契約を巡るいざこざを起こし、指揮官の席が不在となる見込みのナポリ。内輪揉めを引き起こした張本人、アウレリオ・デ・ラウレンティス会長は前スペイン代表指揮官のルイス・エンリケ氏(53)を招へいしたい考えとされている。

しかし、L・エンリケ氏は引くてあまたの状況で、パリ・サンジェルマン(PSG)やトッテナムなども関心を寄せていると報じられる。ナポリが同氏を説得するには、ナイジェリア代表FWビクター・オシムヘン(25)を筆頭とした移籍も噂される主軸選手の長期契約を保証することが前提となり、すぐには好意的な返事をもらえそうにないという。

そのため、L・エンリケ氏以外にも複数の候補者をリストアップ。フィオレンティーナのヴィンチェンツォ・イタリアーノ監督(45)、ボローニャのチアゴ・モッタ監督(40)、ポルトのセルジオ・コンセイソン監督(48)だ。

前者2人は今季、それぞれカルチョの中堅クラブで高い評価を得る指揮官。フィオレンティーナはコッパ・イタリアで準優勝し、来月7日にはヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)の決勝戦を戦う。ボローニャは目立った成績ではないが、今季途中の就任から低迷していたチームを立て直したモッタ監督の手腕はナポリ以外からも注目を集めている。

そして、長年のカルチョファンにお馴染みのコンセイソン監督。2000年代初頭にラツィオのセリエA優勝に貢献した元ポルトガル代表FWは、2017年から指揮するポルトでリーグ戦を3度制覇しているが、ナポリはスパレッティ監督就任前の2020年夏にも接触していたとのことだ。現役時代以来、19年ぶりとなるイタリア行きに気持ちが傾いているという。

L・エンリケ氏、イタリアーノ監督、モッタ監督、コンセイソン監督。誰が有力であるかは不明なものの、ナポリの新たな指揮官は今後2週間以内に決定するとみられている。

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