市貝の道の駅、支配人が頻繁に交代 町民「またか」と疑問の声

再び支配人が交代することになった「道の駅サシバの里いちかい」

 【市貝】市塙(いちはな)の「道の駅サシバの里いちかい」の支配人が辞表を提出し、6月末で退任することが31日、分かった。同道の駅は9年前の2014年4月に開業後、頻繁に支配人が交代し、次の支配人は延べ7人目になる。

 元支配人で、同道の駅の「アドバイザー」として常勤している4代目支配人の男性が、今月下旬に開く運営会社「サシバの里いちかい」の株主総会とその後の取締役会で取締役として支配人に復帰する見通し。

 これまでに在職死亡した支配人も1人いるが、今回退任する30代の女性支配人は2月に就任したばかり。前任の60代の男性支配人の在任期間は2年に満たない。いずれも、道の駅内部の運営上の課題に直面するなどして体調不良に陥ったことが要因という。

 支配人の相次ぐ交代に町民からは「またか」という疑問の声も上がる。「サシバの里いちかい」社長入野正明(いりのまさあき)町長は「人を選んで適材適所に置いてきたつもり。今回の件は残念」と述べた。

© 株式会社下野新聞社